ウッドデッキのある注文住宅に!メリットとデメリットや費用相場も解説
木のぬくもりを感じさせ、おしゃれなイメージもあるのがウッドデッキです。注文住宅を建てる時、庭にウッドデッキを設置しようと考えている方も多いと思います。ウッドデッキがあると、子育てや日々の暮らしに大きく違いが出てきます。本記事では、ウッドデッキのメリットとデメリット、設置費用の相場や考慮すべきポイントも解説します。
ウッドデッキ設置のメリットとデメリット
ウッドデッキは、家庭の外部空間を活用するすばらしいオプションで、その設置にはさまざまなメリットがあります。それと同時に、いくつかのデメリットも存在します。
メリット
ウッドデッキは、コミュニケーションスペースとしての活用に優れています。家族や友人が集まり、アウトドアイベントやバーベキューなどを楽しむ場として最適です。開放的でリラックスできる空間を提供し、家族の絆を深める場として利用できます。ウッドデッキは洗濯物を干すスペースとしても便利です。屋根を設置すれば天候に左右されることなく、洗濯物を干すことができます。
さらに、屋外作業スペースとしての活用も可能です。ガーデニングやDIYなどの作業に最適な場所であり、作業スペースのほかにも休憩スペースとしての機能を果たします。
ウッドデッキは開放感のあるリビングを演出し、室内との一体感を高めるため、空間に奥行きを与え、より広さを感じさせます。
また、エクステリアのポイントとしても機能し、住宅の外観を引き立てるデザイン要素として重要な役割を果たします。居住空間の質を向上させ、家全体の魅力を高めるといえるでしょう。
ウッドデッキは、子どもやペットの遊び場としてもぴったりなスペースです。安全な環境で遊ぶことができ、家族全員が楽しめる場所となっています。
デメリット
まず、定期的なメンテナンスが必要です。木材でできたウッドデッキは、雨風や日光による影響から劣化しやすく、定期的な塗装や防腐処理を行わなければなりません。とくに天然木材を使用している場合は、メンテナンスの手間が増えます。
また、湿った状態が続くと害虫や菌の繁殖リスクがあります。シロアリやキクイムシなどの害虫や、腐朽菌・カビの発生にも注意が必要です。
さらに、ウッドデッキの下の掃除は困難であり、雑草が生えたり野生動物が住み着いたりする可能性があります。ウッドデッキを設置することで庭の利用できる面積が減り、敷地が狭い場合にはその影響が大きくなります。
そして、設計が不十分だとウッドデッキの使用頻度が低下する可能性もあるため、十分な計画が必要です。
ウッドデッキを設けるための費用相場
ウッドデッキを設置する際の費用相場は、さまざまな要素によって変動します。一般的には、10平米(約3坪)のウッドデッキの設置には、おおよそ25万円から40万円がかかるとされています。
しかし、この価格は使用する材料やデザイン、地域によって異なるので注意が必要です。
ウッドデッキの材料としては、主に自然木材と人工木材の2種類があります。一般的に自然木材のほうが人工木材よりも高価で、メンテナンスの手間や費用もかかります。
ただし、自然木材はその風合いや質感が魅力であり、価格以上の価値を提供します。ウッドデッキに屋根や手すりを付ける場合は、追加の費用がかかります。そのため、計画段階で予算をしっかりと確保することが重要です。
また、新築時にウッドデッキを設置すれば、外構費として住宅ローンに組み込むことができます。この場合、住宅ローンの金利が適用されるため、比較的低い金利で資金を調達することが可能です。
ウッドデッキを設置する際に考えるべきこと
ウッドデッキを設置する際には、いくつかのポイントを考慮することが大切です。ここでは、ウッドデッキ設置時に気をつけたいポイントについて説明します。
ウッドデッキの目的を明確にする
ウッドデッキを設置する前に、設置の目的を明確にすることが重要です。ウッドデッキがどのように活用されるかによって、設計や配置が異なってきます。たとえば、洗濯物を干す場所として利用する場合は、洗濯機の位置に近い場所にウッドデッキを設置するのが好ましいです。
また、バーベキューや庭キャンプを楽しむためのスペースとして活用する場合は、イベントの用途に合った広さや配置を考える必要があります。
付属品のデザインや予算を考慮する
ウッドデッキの設置では、付属品が必要になることもあります。たとえば、防犯対策としてフェンスを設置したり、通年使いやすい環境を考え屋根を取り付けたりする場合には、ウッドデッキの設置とは別に費用が発生します。そのため、予算内でデザインや機能を考えることが必要です。
天然木か人工木か、暮らしに合った材質を選ぶ
ウッドデッキに使用する木材は、天然木や人工木などさまざまです。天然木は自然な風合いがあり、経年変化が楽しめる一方、定期的なメンテナンスが必要です。人工木は耐久性が高くメンテナンスの手間が少ないかわりに、直射日光を吸収しやすいというデメリットがあります。自分のライフスタイルや好みに合った材質を選ぶことが重要です。
まとめ
ウッドデッキは家庭の外部空間を有効活用するすばらしい選択肢で、設置によるメリットは多岐にわたります。まず、家族のコミュニケーションやリラックスの場として利用でき、洗濯物を干したり屋外作業スペースにしたりと活用でき便利です。また、外観のポイントとしても魅力を高めます。
しかし、定期的なメンテナンスや湿気によるリスク、掃除の困難さなどのデメリットも忘れてはいけません。費用相場は材料やデザイン、地域によって異なるため、予算内での設計や付属品の検討が必要です。ウッドデッキの設置には慎重な計画が必要ですが、その魅力と利便性は暮らしを豊かにしてくれるでしょう。